2009/12/12にスイスで行われる
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ級「ビタリ・クリチコ VS ケビン・ジョンソン」
の試合前の予想
ハシム・ラクマンとかサミュエル・ピーターとか、ある程度可能性のありそうな選手がことごとく敗退して一旦トップ戦線から退いてからは、なにしろ、相手の選手が観た事も聞いた事もない選手ばかりで。(笑)
ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)は周知として、問題は対戦相手の、ケビン・ジョンソン(Kevin Johnson)ですが、
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=173416&cat=boxer
によると、
ケビン・ジョンソン(30歳)
身長191p、リーチ208cm
大体109キロ前後のウェイトで試合に臨む場合が多いようです。
22勝無敗1引き分け
と、レコードは立派ですが、22勝9KOと、強打型ではなく、ジャブ中心でポイントを稼ぐタイプの選手。という事が、まず想像出来ます。
ビタリに身長で12cm劣り、しかもジャブ中心で組み立てる。という時点で、技術的に相当なものを持っていない限り、ビタリ・クリチコ対しての勝ち目は無い。という風に思えてきます。
相当軽快なフットワークと、ステップインだけじゃなく、入って打ってから「出るスピード」がなければ、ビタリをかき回すのはまず無理だし、ジャブの刺し合いでもビタリに恐らく刺し負けると思います。
自分の一番得意のジャブで試合を組み当てていこうとするのに、ジャブの刺し合いで、完全に刺し負け。
ビタリのジャブに対して、ジャブながらも重さとパワーを感じながら、どうする事もできないまま、ダメージ蓄積してジリ貧になり、ビタリの右をもらって「終わり」という、ここ最近よく観られるパターンに、今回もなるように思います。(笑)
ケビン・ジョンソン(Kevin Johnson)のこれまでの戦績の中でのセールスポイントは、去年、ブルース・“ジ・アトランチックシティ・エキスプレス”・セルドンに、5回TKO勝ちしていますが、セルドンはもう、とうに盛りの過ぎたロートル選手で、去年の試合の時点で41歳。今では完全に若手の踏み台になりながらもボクシングをまだ続けている選手、くらいの格付けだと思いますので、セルドンに勝った。というのは、ビタリと対戦するにあたっては、戦績としての説得力の強さは、ほとんどありません。
しかし、セルドンは、ホセ・リバルタ戦で、開始直後にいきなり大きな右をもらって倒れた時から思ってたのですが、倒れ方をみてたら、なんか申し合わせ的なものを感じる場合がよくあります。(苦笑)
Kevin Johnson | Bruce Seldon 1/3
↓
Kevin "Kingpin" Johnson vs. Matt Greer
これなんか、相手選手がいくらなんでもしょぼ過ぎます。
スローモーションでしょうか?(笑)
↓
自分(ケビン・ジョンソン)より大きな選手と戦った場合、どんな闘い方をするのか?観たかったのですが、動画が簡単には見つかりませんでした。
テリー・スミスって観た事も聞いた事もありませんが、
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=78989&cat=boxer
身長6フィート10インチってなってますが。
この、Terry Smith戦の動画が見つかれば、ビタリ戦で、どんな戦い方をするのか?かなり予測がつきやすいかと思ったのですが、動画は見つけられませんでした。
まあ、YOUTUBEなどで、3試合ほど動画を観た感じでは、とてもじゃないけど、ビタリ・クリチコに勝てる選手には感じませんでした。
攻撃の強弱というか、クリチコを揺さぶりそうな材料があるようにも、ほとんど思えません。
左ジャブを中心にした戦い方のようですが、世界チャンピオンレベルで考えたら、それほどスピードがある選手。という風にも感じませんし・・・。
ビタリより全体的にやや速いかな。とは思いますが、その速さの差は、今回はパワーとプレッシャーに完全に潰されるように思います。
もちろん、足を使いながら、ジャブでポイントを稼いで判定勝ち、なんかほぼ100%有り得ないと予想します。
ビタリを破る可能性というのは、前回のクリス・アレオーラよりも、はるかに薄いように思います。
前回のクリス・アレオーラは、ビタリ・クリチコを脅かす武器としては、踏み込んでの右フックなどの強打が、もしもまともに当たれば。そして、その可能性はある程度ある。という風に思っていましたが、それに比べて、ビタリ・クリチコを脅かすだけの武器が、今回のこのケビン・ジョンソンには見当たりません。
私が以前から思うのは、
「クリンチ、もみ合いなどの接近戦で、一発で倒せるだけのアッパーを持っている選手」
というのは、やはり強いと思います。
例えば、レノックス・ルイスです。
「レノックス・ルイス vs ビタリ・クリチコ」
あの試合では、もみあい、接近戦の際にお互いに出していたアッパーの質、力強さが、ルイスとビタリではかなりの違いがありました。
レノックス・ルイスが、マイケル・グラントを沈めたアッパーもそうですし。
ああいうのがあると、、、
例えば、フランソワ・“ザ・ホワイトバッファロー”・ボタなんかにしても、クリンチに行こうとしたり、もみあったら余程気をつけておかないと、あのアッパーはあるわ。
だからといって、離れたら重たいジャブがバンバン飛んでくるわ。で、どうにも攻めようが、というか、どうにもやりようが無い状態でした。
<<< 予 想 >>>
ビタリ・クリチコのKOorTKO勝ち。
恐らく5ラウンドまでに。
コメント (5)
個人的にはこの試合よりも同じく明日行われるブラットリーvsピーターソン、ダルチニアンvsロハスの王座統一戦の方がよほど興味あるんですが(笑)。
怖いのはバード戦みたいな故障での棄権ぐらいではないでしょうか。予想コメントに書きましたが、ウラジミールは一発いいのが入れば脆いだけに可能性あるでしょうが、ビタリは崩れそうにありません。ファン・カルロス・ゴメスはビタリと元ステーブルメイトだけに徹底研究していたのにあの調子。前戦のデブのアレオラ(笑)も一瞬チャンスでは思わせてくれましたが、実はそれほどでもなくビタリの試合運びは実に巧みでした。2回ぐらいには口開いているのにスタミナ切れないですし、4年のブランクがいい感じにダメージを抜く期間になり彼の場合は逆によかったのではないでしょうか。
挑戦者ジョンソンですが、スピードこそ勝っているもののこれまたズングリ体型で、取り立ててビタリを凌駕する武器があるように思えません。あの体型なのにKO率かなり低いですし(笑)。ガードも低いですからビタリのパンチをまともに喰らいそうな気がします。
それにしてもセルドンって、まだ現役だったんですね。確か婦女暴行でブタ箱入りしていたと思っていたんですが…。
投稿者: けん | 2009年12月12日 11:11
日時: 2009年12月12日 11:11
ネット状況が悪いのか映像が所々止まりながらも見ていましたが、早起きして損しました(>_
結論はビタリの大差判定勝ちですが、挑戦者ジョンソンの戦い方が酷すぎました。ガード固めてパンチを外すことのみにご熱心でベルトを奪う気など最初から無かったようです。一方のビタリも淡々とジャブを突くだけ。今年行われた数多くの世界戦の中でもワースト候補筆頭ですね。
いつになればこの閉塞感漂うヘビー級を救う救世主的選手が登場するんでしょうか。
投稿者: けん | 2009年12月13日 08:42
日時: 2009年12月13日 08:42
> それにしてもセルドンって、まだ現役だったんですね。確か婦女暴行でブタ箱入りしていたと思っていたんですが…。
トレバー・バービックもそうでしたね。
今ネットで結果知ったところでした。(苦笑)
取り合えず判定まで逃げ切ったみたいですね。
そんなに足や上体のボディワークを使える感じでもなさそうに見えたので、多分早いラウンドに捕まってしまうと予想していたんですが。またハズレです。(苦笑)
しかしビタリ・クリチコは、歩きながら左を出すだけで、ペースを取れるような感じになってきましたね。
動画をみた感じでは、ブルース・セルドンはまだそこそこ動ける感じですから、ジョンソンよりもセルドンの方が、(どのみち負けるとはいえ)、時々セルドンが懐にもぐり込んで見せ場を作る箇所があって、観ていて面白い試合にはなったでしょうね。
投稿者: MK-SEARCH | 2009年12月13日 13:25
日時: 2009年12月13日 13:25
ジョンソンでしたっけ(笑)、カウンター狙いなんでしょうが怖がっているから後ろ足に体重がかかりすぎているので全く効果なし。そのくせ、試合中の挑発だけは一丁前(^^;) 王者もこういう戦い方してくれると楽ですよね。ガンガン来るべき挑戦者が早々及び腰になって自らリスク回避してくれるわけで、自分は淡々とポイントを奪うボクシングをすればいい訳で。
とにかく今回一番盛り上がったのはマイケル・バッファーの「Let`s get Rady to Runble !」でした(苦笑)。
投稿者: けん | 2009年12月13日 14:11
日時: 2009年12月13日 14:11
> そのくせ、試合中の挑発だけは一丁前(^^;)
その感じでしたら、今日の試合に関しては、雰囲気的にオラ・アフォラビみたいな感じのスタイルだったのでしょうか。(笑)
そういいながら、アフォラビの試合、エンゾ・マカリネリ(←でしたっけ?最近本当に横文字の名前が頭の中で混同してて、顔と名前の記憶が一致しません 苦笑)との1試合しか観た事がありませんが。^^;
アフォラビも先日正規王者との試合で負けたみたいですね。
しかし、、、ビタリ・クリチコを倒す選手というのが出てこないですかね〜。
タイソンの最も調子が良かった頃でも、身長差がありすぎて、もしビタリが守勢に回った場合は、倒せないように思えてきました。
ビタリ、ウラディミール、ともに、大巨人ワルーエフとの試合は、観てみたいな。というのを思っています。
この対戦の場合は、いずれもKO決着になるような気がしているんですが。
ひょっとしたら、ワルーエフがガチガチに安全運転な試合をして、大あくびになるくらい、眠い試合になるでしょうか?(笑)
今回の試合、相当眠い試合のようですから、明日のWOWOW、この試合は急遽放送中止にして、ディアスvsマリナッジの再戦を放送して欲しいところです。
ダルチニアン、ブラッドリーのどちらかは、明日放送されるんでしょうね。
しかしこの眠い状態のヘビー級は、、、
今ふと思いついたんですが、
真剣にプロジェクトとして、無理矢理にでも、アリやタイソンのスタイルを完全に真似して試合をする選手。というのを作ることから始めないと、永遠に、
デカイ選手が右をちらつかせながら、歩きながら左を出して。
という、観てて全然面白味の無いのが王者である状態が続いて、アクビ状態が永遠に続くんじゃないでしょうか?www
投稿者: MK-SEARCH | 2009年12月13日 18:55
日時: 2009年12月13日 18:55